【#令和世代シュウカツ①】「デザイン思考」が新しい採用基準に登場するワケ

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20年1月21日

新しい年号「令和」が発表され、新天皇の誕生を国民的アイドルが祝福。 ラグビーワールドカップが日本をひとつにした2019年。 そして、2020年は、日本は再び世界に挑みます

ですが、 新たな転換期を迎える日本では「少子高齢化」「外国人労働者問題」「男女賃金格差」など時代をまたぎ引き継がれている様々な問題が山積みです。

これから日本、そして世界へと羽ばたく皆さんは どのように考え行動するのでしょうか。

この連載では、「#令和世代シュウカツ」をテーマに 新しい社会で起こる問題解決に関するビジネスや、採用基準の変化について話していきます。 第1回目「デザイン思考」が新しい採用基準に登場するワケ」

【2020年就活は売り手市場、内定辞退セットが爆売れの今】

少子高齢化による人手不足の影響により、売り手市場が続く就活生の間で「内定辞退セット」。 内定辞退の手紙を手順に添って、簡単に書けると評判が広まり、 初版で約5000部売上を記録する人気ぶりだそう

しかし、近年転職」を前提としたキャリアを積む人や外国人労働者が増えている状況で、会社に囚われず自分に力を付ける個人をポートフォリオ化するようなキャリア観が広まり、 個人の市場価値が重視される時代になっていると言えます。

いい会社に入社できればそのまま安泰といった、年功序列制度は消滅し、不確実性の高い未来のために、 より個人にフォーカスした多様性あふれるキャリアやスキルを身につける人が増えました。 プログラマー、イラストレーターやアーティストがSNSクラウドファンディングで年齢やステータス関係なくビジネスを展開する新しい社会のカタチが誕生しました。 このような時代の変化に合わせて、企業の採用基準もどんどん変わっています。

【論理的思考力、地頭力、コミュニケーション力、そして「デザイン思考力」】

採用基準に新たな「デザイン思考力」が加える企業が年々増えています。 企業それぞれの観点によって、採用基準は千差万別ですが、 大きく分けて論理的思考力、地頭力、コミュニケーション能力が一般的です。 デザイン思考力も近年、本やメディアで話題の人材の評価基準だけでなく、 ビジネスの現場でも注目されるワードだそう。

でも、デザイン思考って何のこと?」

ウィキペディアによると、 “デザイン思考とは不明確な問題を調査し、情報を取得し、知識を分析し、設計や計画の分野でソリューションを選定するための方法およびプロセスを指す”

さっぱりわからないので、もう少し詳しく見ていきましょう。

【つまり、「デザイン思考力」はアイデアをカタチにする力?】

デザインという言葉の意味には大きく分けて2つがあります。 ひとつが、設計したり、色を塗ったり、さまざまな素材を組み合わせたりする いわゆるデザイナーと呼ばれる人のお仕事を連想する行為を指します。

一方で、「デザインする」という言葉には、「新しい機会を見つけるための問題解決プロセス」という意味もあります。 抱えている問題に対して、違う視点から取組、課題を解決することで新しいチャンスを実現するデザイン」。

つまり、アイデアを新しいカタチで実現する力が「デザイン思考力」と言えるでしょう。

デザイン思考力」こそ、 トライ&エラーを繰り返すことによって新しい仕組みを生み出す一助になり、 不確実性の高いビジネス環境において、 多様性溢れる耐久性の高い企業・個人を目指すために必要になってきます。

【どのようにデザイン思考を高めるのか】

まずは、日常に溢れる当たり前を疑い、 問題の神髄を見極めることから始めましょう。 「自分の強みは他の人と同じになってしまう、なぜだろう」 →そもそも、他人と同じ強みでもいいのでは?といった具合です。

そこから、できるだけ多くの解決策を上げ、研ぎ澄まされたアイデアを導き出します。 そして、すべてが決まったらビジュアルデザインにして、実行して、さらにアイデアを磨きをかけていきます。 このプロセスこそ、デザイン思考を最大限に駆使した思考プロセスです。

また、論理性クリエイティブデザイン(実行、ビジュアライズ)の三つを同時に使用することになるため、隙のない思考プロセスを踏むことができます。

デザイン思考トレーニングか…、なんか難しそうだな。」と感じる方は、 ビジネスモデルキャンバスを使って、図解しているサイトや本を参考に、真似することからスタートするのもいいと思います♪
Written by あやす
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