【徹底分析】リクラブ成就までに隠された真実と末路
アドバイス、インターン、基礎知識、学生生活、雑学
19年12月12日
「リクラブ」とは、「リクルートラブ」の略称で就活中の男女が恋に落ちることを指します。 世間では、「就活中に現を抜かす恋愛なんて馬鹿らしい」、「就活をなめている」などの辛辣な意見もありますが、実際に「リクラブ」という言葉が広く浸透するほど就活中に愛を育む男女は多いのです。 今回は、「リクラブ」に至るまでの過程と末路に隠された真実をお伝えします。
【企業説明会は価値観が一致する人が集まる場所】
企業説明会や3日間のインターンでは、似たような志を持った男女が一同に会し、 人事に監視されながら愛想よくお互いの印象や将来について語り合う最高の機会です。
あくまでも目的は「会社について理解を深めること」「自分のキャリアについて再考すること」なので、 人と話すのが得意でない就活生でも共通の話題がすでに用意されているので会話は困りません。 それに、売り手市場が続く就活では一学生につき平均30社以上の企業にエントリーする場合が多く、 同じ説明会に参加する学生とまた同じ業界の企業説明会で顔を合わせることも多々あります。 つまり学歴、地域、業界、業種が同じ説明会では、何度も同じ人と会うことがあり、 そこからESの書き方や志望動機などの共有を通してさらに親交が深まります。
まさか企業側は就活生に思わぬ巨大恋愛市場を提供しているとは思わないでしょう…。
【意識高い系を演じるスーツ男子が急増、ノックダウンまで5秒】
ESの添削や企業情報の共有をしていくなかで、頻繁に連絡を取りあい、時には近くのカフェで一緒に企業分析をしたり、グループディスカッションの対策をしたりします。
業界全体を広い視野で見渡し、自分なりの解釈を述べ、将来への熱いビジョンを語る姿。 「ストレスが溜まり、精一杯の私に比べ、この人はなんて頼もしいの!」 就活中は、面接官の心無い一言や友達の選考状況など些細なことで 簡単にメンタルが崩れ落ちたり、逆に跳ね上がったりします。
その不安定な状況下では恋に落ちやすく 「見せかけの男らしさ」「見た目だけのスーツファッションモンスター」「覚えたての横文字連発野郎」に惑わされやすいです。
もちろん、そんなろくでもない人ばかりが大半ではないので大丈夫ですが あくまでも注意点として心に留めておいて下さい(笑)
【「後腐れがない」リクラブの末路】
リクラブは、さまざまな大学や学部から集まる男女が恋愛関係に発展するため、 普段とは違うコミュニティでの新しい人間関係です。
なので、共通の親しい友達が少なかったり、行動範囲が微妙に違ったりするために 別れた時に後腐れがなくきっぱりとさよならできるメリットがあると考える人が多いです。
「就活でクレバーになったとはいえ、いくらなんでもドライすぎる!」と思いますが、 実際に、彼氏彼女の両方が内定をもらって就活を終了させると 「就活アバンチュール」が過ぎ去ったように急激に関係が冷めてしまうカップルも多々見受けられます。
また、彼女だけ第一志望に内定をもらったものの、一方の彼氏は10月を超えても無い内定状態だと 「就活で第一志望に内定をもらう」 という目的からスタートした関係に亀裂が生じるパターンもあります。
様々なカタチのリクラブがありますが、 就活も恋愛も、自分と相手が求めていることを偽りなく伝え、無理せずに努力を続けられる関係を築くことを意識することが大切だと思います♪
将来のキャリアを左右するかもしれないファーストキャリアを築く最初のステージを 探し求める就活は、21年の人生始まって以来の大勝負。
迷って、焦って、また振り出しに戻ってどうしようもない時もあると思いますが、 そんなときは自分考えをトボトボと口に出して再確認できる仲間や家族、恋人に少し頼ってみることもいいかもです。 では、新4年生のみなさん引き続き就活を楽しみましょう!