【人生100年時代】ファーストキャリアを選ぶ就活生が知るべき転職市場とは
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19年12月09日
4年制大学を卒業して、よっぽどのことがなければ倒れない大手企業に就職して、 3年後に会社の上司と結婚し、家庭を持つことこそ”理想の幸せ”とされていた時代は終わりました。
大学を卒業しなくても、パソコン1台あればHPを作って販売する人も、 ブログから書籍を出版する人だって、メガファッション通販サイトを作る人だっているかもしれません。
恋愛も、男女でなくてもトランスジェンダーや同性同士でも愛を育む人もいますし、 TwitterやインスタグラムのDMから発展する恋もあり、相手も出会い方も正解がありません。誰もが理想とする幸せが無くなった今、私たちはどのように人生100年時代を生きぬくのでしょうか。
前置きが長くなりましたが、今日は「転職」についてビジネスパーソンがどのように考えているのかをのぞいていきます。 そして、就活においてファーストキャリアについてどのように考えるかをまとめていきます。
【ビジネスパーソンは転職をどう考えている?】
2016年、関東・関西・東海に住む22~59歳の正社員のホワイトカラー男女約2000人を対象にした転職に関する調査によると、「今転職を考えている」が24%、「今は転職を考えていない」が76%という結果でした。
一見、転職をする人が少ないように思える調査結果ですが、 「今は転職を考えていない」76%の内訳は
「これまでに転職を考え、実際に転職活動をしたことがある」41% 「これまでも転職を考えたことはあるが、転職活動はしていない」27% 「これまでに転職を考えたことはない」31%。
つまり、全体的にみると、転職を考えたことがある人は約4分の一を占めるということです。
アンケートに際する自由回答部分を見てみると、
「つらかった時に転職しようと考えたが、目の前の仕事から逃げたいと思っていただけだと気づいて踏みとどまった。」「まだ子どもが小さいので勤務の融通が利く職場があれば今すぐにでも転職したい。」などの意見があります。
また、同アンケートでの「あなたは『転職』について、ポジティブとネガティブのどちらの印象をより強くお持ちですか?」では、 ポジティブが36%、ネガティブが23%という結果でした。
※出典 DUDA 転職意識調査(https://doda.jp/guide/ishiki/)世間では「転職」は一般的になっており、終身雇用型のキャリアが当たり前だと考える時代は過ぎ去ったと言えるでしょう。
【“転職に優位なファーストキャリア“に囚われる就活生】
転職が一般的な概念としてキャリアデザインの土俵に登場した今、 転職を考えてファーストキャリアを選ぶ就活生も増えています。
いざ転職をしようとした際に、ファーストキャリアが重要なことは言うまでもありません。 「お金を生み出す」経験を初めてする組織の中で、 あなたはこれからの自分のキャリアを築く判断基準を得ることになるのです。
ですが、“転職ありきのファーストキャリア”を考えるあまりに 自分が本当に今やりたいことをセカンドキャリア、サードキャリア、フォースキャリア(?)に後回しにしては本末転倒です。
自分にやりたいことや入りたい会社が見つかったなら、まずそれを達成する近道を全力で探しましょう。 「転職するから今はこの会社でいいや」なんて言ってる人は きっとSNSで他人の人生をのぞいている間にチャンスを逃してしまう人です。
きっとそんな方はこのコラムを見ていないとは思いますが、 これからいろんな経験・スキルを積んで完全無双で将来のキャリアステップを考えたい方も一度ファーストキャリアがホントに自分の夢への近道なのかを考えてみるといいですよ。