【シチュエーション別:面接編⓵】就活面接で間違いやすい敬語辞書

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19年11月21日

近年、「ら抜き言葉」「若者言葉」「ギャル語」や「若者の活字離れ」が話題です。そんな言葉の乱れにより、正しい敬語を使えない人が増えたと言われています。そんな時代の流れを反映し、最近は社会人のための正しい敬語・日本語についての本もたくさん出版されています。 また、学生がよく使うなんちゃって敬語を「バイト敬語」と呼称する流れもあります。

今、問題視されている言葉の乱れについて、 就活をきっかけに意識して見直してみませんか?

【第一印象は言葉の端々から作られる!<面接編>】

⓵「失礼します!」と聞きやすい声でハキハキと…。

面接会場の会議室に入室すると同時に、さわやかな笑顔を振りまきながら 「失礼します!

面接官もイイ感じに笑顔で出迎えてくれて好スタートのように見えますが、 実は、もっと工夫できる点があります。

失礼します。」は間違った敬語表現ではないのですが、 「丁寧さ」が少し欠けていて、「失礼いたします。」よりもフランクな印象を与えます。

なので、面接官のように、目上の方に使用に適しているのは「失礼いたします。」です。

就活の面接ならまだ許されるかもしれませんが、ビジネスシーンでは違いを意識して 使いこなせるようにしましょう♪

②面接官の名前を聞き出す「お名前をちょうだいできますか」

あらら、これはなんちゃって敬語認定です。

ちょうだいする」は「もらう」「受け取る」の謙譲語で、一見正しい表現に聞こえますが、 名前はもらうものではないので間違いです。

正しくは、「お名前をお聞かせいただけますか?」「お名前をうかがってよろしいですか?」です。

⓷「学生時代のサークルについて説明をさせていただいきます」

これは代表的なんちゃって敬語です。響きが丁寧で最もらしく聞こえる点が乱用のトリガーとなって多くの人が間違いを知らずに使用しています。

させていただいく」は相手の要望があって許可を受けてから、それに応じるという意味があります。 なので、相手の許可を受ける必要がない場合は使用する必要がありません。 特に許可を取る必要がないのに、使用してしまうと相手は「頼んでもないのに、こちらの指示に従うように解釈された」と思う可能性があります。

【一瞬の気のゆるみは言葉から?】

就活の面接のような、緊張して口がこわばってしまうシーンでは なかなか言葉の端々にまで気を遣うことは難しいかもしれません。

ですが、限られた時間の中で自分を最大限にアピールしなければならない面接では、 ぜひ一瞬の気のゆるみも見せないようにしておきたいものです!

Written by あやす
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