【#世にも奇妙な就活vol.2 謎の逆張り合戦、「服装自由」の真相】
アドバイス、インターン、基礎知識、学生生活、職種、雑学
19年11月21日
ガクチカ、無い内定、きちょハナ、お祈りメール… 就活には、普段絶対に使わない独特な響きの「就活用語」が存在します。 また、用語だけでなく、就活独特の質問や慣習があります。
【#世にも奇妙な就活】シリーズは、そんなユニークな就活文化を紹介して 就活を頑張るみなさんに少しでもクスっと共感していただければ嬉しいです♪
【#世にも奇妙な就活vol.2 謎の逆張り合戦、「服装自由」の真相】
12月、就活マウンティングトーク序章が開幕する頃。私はようやく某マイ○ビで「大阪、1000人規模」だけを検索軸にして膨大な企業を半分寝ながらスクロールし始めました。
そして、なぜか大手メーカーの子会社の企業説明会にエントリーしました。 焦っていてワケがわからなくなっていた私にとっては、マイ○ビを見ることは 一種のプラシーボ効果的働きを担ってくれていました。 中身は何でもいいから、とりあえず説明会を~~~!状態。危険!
事前メールに届いた「服装自由」の真相
応募からしばらくすると、事前案内メールが届きました。 当日の持ち物、会場、開始時間、服装自由…。 「服装自由」の企業説明会は初めてではなかったので、 特に何も疑問を抱くことはありませんでした。 「子会社だし、少しアットホームな社風で親しみやすい人柄を見ているのかなあ…?」と勝手に解釈して 当日は薄手のキレイめニット、グレーのロングプリーツに黒のパンプスで参加しました。
私は一番乗りで、最前列に座って他の参加者を待機していました。 すると、ビシっとスーツで決めた男の子が一人、二人、そして三人… あれ?みんな「服装自由」ガン無視じゃん!バッチリスーツが自由なワケないじゃんか!
この出来事は就活における「服装自由」の意味を疑うきっかけになりました。 「就活の常識的にどんな説明会もバッチリスーツで行くべきなのか…。」 この浅はかな考えが、のちに第二の事件を起こすことに…
【アパレルの企業説明会はパリコレだった】
「服装自由」に惑わされ、恥をかいたあの日の二の舞は避けたいと思い、その日から 大体の企業説明会にはスーツで参加していました。 そのなかで、また深夜に寝ながら予約したアパレルの企業説明会でまた事件が。 いつも通り、スーツでバシッと決めてドヤ顔で席についていると、何か“あの日”のイヤな予感が再び。 席について就活ノートを見返しているうちに、次々と学生が会場にやってきました。
超モフモフのフードを被って、毛先がピンクとパープルのお姉さん。
今にも致命傷を負わせる危険があるトゲトゲの靴に、全身黒マントのお兄さん。
「ここはパリコレか」と思うほどの奇抜な恰好をした集団がゾロソロ…。
絶対に会場を間違えた、あるいはまた「服装自由」の罠にかかったか。
当時の私は、人材・広告志望だったので アパレル業界は「どんな仕事内容なのかな~」「人材業界と働く人の特徴の違いはあるのかな~」くらいの気持ちでのぞいていました。
アパレル業界を志望する就活生や社風、業界の常識を下調べして行かなかった罰が 当たり、会場で見事にわかりやすい恥をかきました。
【場違いな服装よりも恥をかいたのは…】
この経験は、単に場違いな服装で恥をかいたという事実よりも 何も自分の軸を持たずに、ふわふわした目標のままで 調べる労力をかけずに怠けていた自分への恥の方が何倍も大きかったです。
就活では、「企業選びの軸」や「将来の夢、ビジョン」などの言葉を耳にタコができるほど、聞きます。 このシンプルな言葉には、人によって中身が全然違うし、たくさんの要素が詰まっています。 路頭に迷ったときにこそ、落ち着いてシンプルに基本に立ち返ってみることが大事ということを改めて感じた経験でした。私のようなアホな失敗をする方は、そういないと思いますが、この経験が参考になれば幸いです(笑)