外国人に対する勘違い【1】

日本では外国人というと無条件に憧れの思いを抱く人は多いですよね？なので、外国人と付き合ってみたいとかハーフに生まれたかったとか言う人もかなり多いです。ただし、日本でも外国人は増えているものの実際に外国人の友達が多い人は少なく、多くの人はテレビやドラマで見る外国人を想像して話しているのではないでしょうか？今回は、日本で一般化している外国人に対する間違ったイメージを2回に分けてご紹介します。

みんな背が高くてスタイル抜群の美男美女

外国人というと、「背が高い」「足が長い」「鼻が高い」「目が大きい」など日本で美しいとされる容姿の特徴を兼ね備えているように思う人が多く、残念ながら「日本人は外国人に勝てない！」と卑下する人もいますよね。しかし、当たり前ですがそもそも容姿の良し悪しは好みに大きく左右されますし、外国人の全てが上記の特徴に当てはまるわけではありません。また、外国人とひとくくりにすることが多いですが国によっても容姿の特徴はかなり違ってきます。そもそも日本人と容姿が近いアジア系の国から来た人たちも外国人ですし、ヨーロッパ内でも南欧のイタリアと北欧のデンマークでは全く容姿が違います。さらに、「鼻が高い」というのは鼻が低いという悩みを抱えている人が多い日本では憧れの的ですが、ヨーロッパでは鼻が高すぎるという悩みを抱えている人も多いんですよ。日本では、ドラマや映画などからのイメージが先行していることや、単に外国人に慣れていないが故の無条件の憧れが原因でこのような勘違いが生まれたのかもしれません。

みんな英語がペラペラ

日本では、なぜか「世界中で英語が話せないのは日本人だけだ」と思っている人がいますが、そんなことは全くありません。英語の習得率は母国語と英語の類似率や教育が要因となり国によって大きく異なります。比較的英語を話せる人が多いと言われるヨーロッパでも北欧と南欧では英語の習得率は大きく違います。英語と同じゲルマン系の言葉を話すデンマークやオランダではほとんどの人が英語を話しますが、英語とは別のラテン語系の言葉を話すイタリアやスペインでは英語の習得率はぐんと下がります。遠い国から日本まで旅行に来る人は、確かに英語が話せる方が多いのかもしれませんが、実際に国を訪れて見ると必ずしもそうではないことがわかります。また、日本に来る観光客の多くを占めるのが中国人の方ですが、中国人観光客は英語が話せない方も多いですよ。

いかがでしたか？
続きは ⇒外国人に対する勘違い【2】をご覧下さい。