外国人が増えるのはいいこと?悪いこと?
海外ネタ、雑学
19年1月24日
ここ10年で日本に来る外国人は格段に増えています。日本に来る外国人といっても旅行者や留学生、就職など目的は様々です。そんな外国人にまつわる問題が毎日のようにニュースで流れていますが、外国人増加がいいか悪いかはとても難しい問題です。つまり、いい点もあれば悪い点もあるので、大事なのは悪い点が軽減されるように制度を整えることです。
日本に来る外国人が格段に増えたにもかかわらず、外国人を受け入れる体制は未だ万全ではありません。その結果、医療保険の不正取得、治療代の未払い、税金のごまかしなどの問題に加え、ポイ捨てやゴミ問題、文化摩擦など数え切れないほどの問題が浮上しています。さらに、外国人労働者が劣悪な条件で働かさせられたりといった問題もあります。外国人に対して規制を強化するのは、外国人に対する差別であるという人もいますが、本当にそうでしょうか?規制を強化し制度を整えることは、日本人だけではなく外国人を守ることでもあります。
例えば、近年外国人旅行者のポイ捨て問題や移民のゴミ問題が取り上げられることが多いですが、これらは制度をきちんと整えれば簡単に解決できる問題です。シンガポールのように多額の罰金を科すなどして監視と罰則を強化すれば、ポイ捨てをする人は減るのではないでしょうか。そして、外国人がゴミを分別しないといわれるのは、本人たちの意識だけでなく大家さんにも問題があります。外国人を入居させる際は、文化の違いも考慮して大家さんが責任を持ってゴミの分別などを説明する必要があります。ルールを守らなければ退去を願うといったような罰則をつけるようにしてもいいかもしれません。また、文化摩擦に関しても日本のルールをきちんと理解することができるようなサービスやシステムを整えれば「外国人はマナーが悪い」といったネガティブなイメージを回避することができます。
不正ができる状況であれば、不正をする人は必ず出てきます。そして、そうなった時に損をするのがきちんとルールを守っている人たちです。不正をする外国人が問題になれば、他の外国人までネガティブなイメージがつき迷惑を被ることになるのです。外国人の増加には労働人口の増加や観光業による利益などたくさんのいい点があります。ただし、その利益を享受するにはそれに伴う問題を回避するためのそれなりの準備が必要です。すでに外国人が多い国では様々な問題が深刻化しています。同じようにならないためにもきちんと受け入れる体制を整えることが大切です。それと同時に、皆さんは外国人だからといって勝手なイメージを押し付けないよう気をつけましょう!