サクッと読める!ちょっと読みたいときに読む本

学生生活、本紹介、雑学

18年12月07日

大学生になると、授業以外にもバイト、サークルに遊び…忙しい日々が続きます。そんな中で、ふと本を読みたくなることはありませんか?私は、大学図書館が好きなので人よりは本を読むほうではあるつもりですが、それでも読書ってしんどい時はなかなか億劫なものなんですよね。しかも、そうして読書をしなくなると、習慣を取り戻すのもしんどく感じるようになりませんか?(……私だけでしょうか。)そこで今回は、しんどい時にもサクッと読める、小話系の小説をご紹介します。気になるものは、ぜひお手に取ってくださいね!

星新一/ショートショート

こちらはかなり有名ですよね。どの本をとっても、一話が短く収録話数も多いので、1冊で長く楽しむことができます。SF小説ならではの他に例を見ないような世界観が多いのが特徴で、少し世の中を皮肉ったような文章が、大学生になって改めて読むと心に刺さりますよ。 どの本も楽しめますが、新たに購入される場合は、私は新潮文庫から刊行されている「盗賊会社」をおすすめします。この本は「新潮文庫の100冊」に選ばれた作品で、執筆時点では『Premium Cover 2018』という高級感あふれるブックカバー仕様になっているんです!鮮やかな緑の表紙が美しく、私はこれでジャケ買いしてしまいました。(2018年版にはほかにも7冊のスペシャルカバー本があります。どれも有名な作品ばかりですので、興味がある方はぜひググってください!)

蒼井上鷹/4ページミステリー

私が最も好んで読むのがミステリー小説なのですが、伏線を引きトリックを仕掛けるにはやはりそれなりの文字数がいるわけです。その分ページ数も増えていきますから、普段はなかなか手に取りづらい方もいるのではないかと思います。そんな方にお勧めしたいのがこちらです。名前の通り、一話4ページという縛りの中で、60話もの物語が掲載されています。個人的な印象としては、初めて読んだ中学生の頃には少なからずピンとこないものもあったのは事実ですが、短く、細かい解説がないからこそ想像力を掻き立てられる、楽しい小説だと思っています。今となればインターネットで考察を探すのも1つの手ですし、わずか2000字の中で繰り広げられる物語は一読の価値ありですよ。

さくらももこ/エッセイ

「ちびまる子ちゃん」「コジコジ」でお馴染みのさくらももこさん。先日お亡くなりになり、様々な番組が追悼特集を組んでいました。そのなかで、大学生の頃に書いた奈良への研修旅行の感想文がよく取り上げられていたのはご存知でしょうか?私もテレビで見ただけなのですが、さくらさんのユーモアあふれた文章が印象に残っています。そんなさくらさんのユーモアを存分に味わえるのが、彼女のエッセイ集です。「さるのこしかけ」「もものかんづめ」など、かわいいタイトルと家族や周りの人に焦点を当てたエッセイとのギャップが楽しい作品ばかりです。ちなみに、先ほどの奈良研修とその後の話は「さくらえび」(新潮文庫)に掲載されていますよ。1冊読むとそのほかも読みたくなってしまう、不思議な魅力のエッセイ集です。

いかがだったでしょうか?自分の趣味全開でご紹介してしまいましたが、どれも本当におすすめなんです!ぜひぜひ読んでみてください、お願いします!!!

written by 北三
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