<オンもオフも充実させたい!>ワークライフバランスのすすめ
アドバイス、海外ネタ、雑学
18年11月14日
みなさんが将来就職するにあたって会社を選ぶ際まず何を一番重視するでしょうか?自分のやりたいことができる会社、給料のいい会社など人によって色々だとおもいます。その中で、今回全員に意識して欲しいのがワークライフバランスです。
ワークライフバランスとは、ご存知の通り仕事とプライベートの両方が充実したバランスのとれた生活を取ることです。ワークライフバランスを実現されることで、毎日を楽しく過ごせるのはもちろんストレスが改善され仕事効率も上がります。
また、日本では自殺が多いと言われますが、自殺の一因として健康問題、経済・生活問題、家庭問題の次に多いのが勤務問題です。原因が特定されている自殺のうち、約12%の自殺の一因が仕事なのです。12%を多いと思うか少ないと思うかは個人の考えですが、労働環境が整えば自殺者が減るのは事実です。
さらに、日本の問題の一つとして少子化とそれに伴う労働者人数の低下が挙げられますが、この問題もワークライフバランスの欠如が一因ではないでしょうか。まず、日本ではセックスレスが問題だと言われていますが、私生活に時間が取れない中、性生活がおろそかになるのは当たり前です。
現在では女性の社会進出が謳われていますが、私生活に時間が取れない環境下の中どうやって子育てと仕事を両立するのでしょうか?そう考えると、ワークライフバランスを整えることで、個人の幸福度だけでなく、日本の社会問題にもアプローチすることができるのです。
例えば、デンマークではワークライフバランスが整った労働環境が提供されています。デンマークでは週37時間勤務が基本として定められています。一日平均7.5時間ほど勤務する方が多いです。残業は基本ありませんし、一日残業すればその分別の日に早く帰れたりします。ですので、会社員でも16時に勤務を終了するのも普通です。
また、年間5週間の有給が認められており、消化率もほぼ100%です。会社によっては6週間以上有給があるところもあるようです。私のホストブラザーの会社では、毎週金曜日は早く勤務を終え昼過ぎにはみんなでビールを飲みながら談話を楽しんだりしています。その他の日でも出勤時間も帰宅時間もみんなバラバラだそうです。
そのせいか、働いている方でも私生活も充実していてみんな楽しそうです。日本はどうでしょうか?有給など10日あればいい方だと言われていますし、月に何十時間と残業している方も多いのではないですか?
日本には、いいところがいっぱいあります。しかし、残念ながら労働環境は決していいとは言えません。みなさんの周りには、楽しく仕事をしている人が多いでしょうか?当たり前だと思っている激務は当たり前ではありませんし、個人にも社会にも不利益なことです。日本でも、労働環境を改善しようと努力している企業はあります。
みなさんが就職する際は、労働環境を重視して会社を選ぶことをおすすめします。現状を激変させるのは難しいですが、できるだけ労働環境が良い会社を選ぶということをしていけば、少しずつですが変化は見えてきます。しんどいことが当たり前だという労働環境を変えていきましょう!