ヒュッゲの生き方~デンマーク流★心地よい時間のすすめ~
アドバイス、海外ネタ、雑学
18年11月13日
みなさんはヒュッゲ(Hygge)という言葉をご存知でしょうか?ヒュッゲというのはデンマーク語で「心地のいい時間」を指す表現です。このヒュッゲはデンマーク人にとってとても大切な言葉です。忙しい日本人だからこそ、ヒュッゲを意識して生活してみませんか?
日本は残念ながら、「自分は幸せだ」と言う人が少ない国です。これには、自分の幸せ自慢をしたくない日本人の国民性も一因にありますが、慌ただしくすぎる日々にストレスを感じている人が多いのも事実です。一方で、デンマークは幸せな国ランキングでいつも上位に食い込んでいる国です。これには、そもそもあまり多くを求めない国民性など様々な要因がありますが、このヒュッゲというコンセプトもその大きな一因です。
ヒュッゲを「心地のいい時間」と訳しましたが、実はこれだけではヒュッゲはきちんと理解することはできません。デンマーク人はヒュッゲを、1人で本を読んでいる時間、友達や家族と談話している時間、そして、落ち着く空間にも見出します。ヒュッゲは自分が幸せになる時間や空間の全てを指す言葉なのです。デンマーク人はこのヒュッゲを大事にしており、どんなに忙しい時でも何かしらヒュッゲなことを見つけ出してそこに幸せを見出します。日本人も忙しい日々の中にヒュッゲを見出すことで、幸せを感じることが増えるのではないでしょうか?
課題やバイト、就活に追われる学生や仕事三昧の社会人は、毎日が忙しくストレスを感じることが多いと思います。しかし、毎日少しの時間だけでも、友達や家族と話したり、好きなお菓子を食べたり等、好きなことをするヒュッゲの時間を設けてみたらどうでしょうか?
また、自分の部屋に好きなアロマを置いてみたり、ロウソクを立ててみたり、自分が落ち着ける空間作りをしてみてはどうでしょう?日々のストレスも小さなヒュッゲに幸せを見出すことで少しは改善するかもしれません。
日本人には、向上思考が高く常に高みを目指して努力する人、また、責任や義務を重視する人が多いです。もちろんそれは、日本人の長所でもありますが、そればかりに目を向けているとストレスで疲れてしまいます。
忙しい日々にこそ、小さな幸せを見つけることが大切です。そんな時に思い出しいて欲しいのが、デンマーク人のヒュッゲを重視する生き方です。日々の中に自分でヒュッゲの時間や空間を設けることで、一人一人が幸せを感じられる社会になれるといいですね!