ハロウィーンのこと、あなたはどれだけ知っていますか?
雑学
18年9月26日
日本でもおなじみとなった海外の秋のイベントといえば、ハロウィーンですよね。テレビCMでは今年も様々なテーマパークのハロウィーンイベントが大々的に宣伝されていますし、街中でもハロウィングッズを目にする機会も増えてきたのではないでしょうか。今や、クリスマスに次ぐ市場規模を持っているといわれるほどの大イベントなわけですが、一体いつ日本にやってきたのか、どうしてこれほどまでに日本で浸透したのかはご存知ですか?
そもそものはじまり
ハロウィーンの始まりとなったイベントとは、ケルト人の人々が行っていた「収穫祭」です。この収穫祭は、ケルト人にとっての年末(=10月31日)に行われていたものですが、この31日というのが厄介で、その日の晩には、死者の霊やら魔女やらお化けやら、とにかく得体のしれないものが作物を傷つけたり子供をさらったりしてしまうのです。困りますよね。それらを追い払う意味合いを込めた収穫祭に宗教的な考え方が混ざって、今のハロウィーンの基礎が出来上がったといわれています。
翌11月1日は“All Saints’ day(諸聖人の日)”で、キリスト教カトリック教会の祝日です。ちなみに、このSaints(=聖人)が、古くはHallowといわれていました。ハロウィーンの語源もこの単語からだとされていますよ。
日本にやってきたのはいつ?
日本に初めてハロウィーンをもちこんだのは、「原宿 キディランド」だと言われています。表参道で日本初のハロウィーンパレードを行ったり、ハロウィーングッズを売り出したのもここが初めてだといいます。その後も「ナムコ ワンダーエッグ」によるハロウィーンイベント(2000年の年末に閉園)、川崎市主催のハロウィーンパレード(今なお日本最大級のハロウィーンイベントとして君臨)などがあったものの、どれも起爆剤としては今一つだったそうです。ではハロウィーンを大々的に広めたのはどこなのか、皆さんはわかりますか?
………正解は、東京ディズニーリゾートです!このコラムの冒頭でぼんやりと答えは出ていたんですね。1997年、東京ディズニーランド(TDL)の一部エリアで初めてハロウィーンイベントが実施されました。また、2009年にはディズニーシー(TDS)の全エリアを使った初のハロウィーンイベントが行われました。このあたりから、ハロウィーンというイベントが日本中に浸透していったようです。現在でも、多くのテーマパークがスペシャルイベントとしてハロウィーンを行っています!
楽しむためのルール
ハロウィーン特有のイベントに、仮装がありますよね。この記事を書きながらテーマパークのイベントをいくつか調べたのですが、パークの中には「仮装のルール」なるものを設けているところがあるんです。内容としては、服装のちょっとした注意や持ち込まないでほしいものなどの情報が多いようです。私は今回初めてそういったルールが記載されていることを知りました…。これからハロウィーンに繰り出そうとしているそこのあなた!仮装の前には、少しだけ調べてみてくださいね~