【留学生レポート】ヨーロッパにはコンビニがない!
エリア、雑学
18年6月15日
ヨーロッパの街を散歩してみましょう。凛とした街並みに感動して一呼吸おいたあと、衝撃の事実に気づきます。
コンビニが、ありません!
日本ではあれほどコンビニがたち並んでいるというのに、ちっとも見かけません。
そもそもコンビニエンスストアとは、
経済産業省によると「食料品を扱う、セルフサービス、売り場面積が30㎡~250㎡、営業時間14時間以上」と定義されています。名前どおり「便利なお店」のことですね。
その存在がヨーロッパでは基本的にないのです。宗教や法律によってさだめられているからです。
コンビニより大きな規模とされるスーパーはありますが、それも日本の都会基準でみると、営業時間は短く感じられることでしょう。
しかもドイツのスーパーの場合、日曜日は営業していません。土曜日までに必要なものは買っておきましょう。
ふらっと立ち寄れるコンビニが全くない。
では手持ち無沙汰な人々は、どこに集まるのでしょうか。
人々の集うところといえば、街中のカフェです。長居してパソコンや勉強用具を広げる人の姿は少ないです。手軽にコーヒーを一杯飲んで、さっと次の用事へ移る人が多い印象です。
特に寒さの厳しい冬は、オモシロイ現象が起こります。
家に引きこもるか、あたたかくて明るい場所であるカフェに出向くか。人々の選択肢はその二択です。だから家での冬眠に飽きた人は、重い腰を持ち上げてカフェへ出向きます。それくらいしかやることがないからです。
大都市であればまだ映画館や美術館を楽しむこともできますが、それほど大きな街でなければひょいと立ち寄れる居場所はカフェだけなのです。
コンビニがない代わりに、カフェはあちこちにあります。ちょこっと喉を潤したいときや冷気を避けたいときは、気軽にカフェを利用しましょう。