【ドイツ在住大学生レポート】ドイツ人の休日〜夏を待ってました〜
エリア、雑学
18年6月05日
太陽が主役となる、ドイツの夏。
3月まで雪が降っていたというのに、4月は半袖で充分という恐るべき変貌です。なんと8月は23時過ぎてもまだ外が明るいです。
日本の大学では「春学期」「秋学期」という呼び方をしていました。しかしドイツでは「冬学期」「夏学期」という名称です。それもそのはず、春も秋もほとんどないのです。なんて極端なんだ。
冬眠から一気に目覚めたように、外に人が溢れます。カフェでもレストランでも、ドイツ人は外で飲んで喋ることを好みます。広場には大勢たむろしています。
店の前に人々が溢れているものだから、てっきり店内も満員なのかと思いきや、店内はすっからかんです。ひとっこ一人いないことも。まるで営業していないように見えるほどです。
この原因の一つに、エアコンがないことが関係しています。
真夏は店内より外の方が涼しくて快適なことがあるのです。エアコンは新しい車両やホテルなどでは稀にあるかもしれませんが、ない場合がほとんどです。
街歩きをすれば、いかに人々が外の空気を謳歌しているかわかります。
楽器を演奏したり歌ったり、パフォーマンスをする人が多く見られます。
屋台や市場もはりきっています。Angebot〜!(お買い得だよ〜みたいなニュアンス)の掛け声も元気いっぱい。
夏の到来を証明するように、右にも左にもアイス屋が連なります。
アイス片手に街をぶらぶら。日本でいうソフトクリームはなく、丸いスプーンですくい取ったまん丸のアイスクリームが大人気です。日本では見かけない味もいっぱいあります。ピスタチオ、ティラミス、シナモン、ココナッツなどついついクセになる美味しいアイスに舌が感激します。
外でアイスを頬張るために長い冬を耐え抜いたのだという、圧倒的なアイスの多幸感に街が包まれます。
昼からビールも当たり前!ドイツ人にとってビールは水、というジョークはホンモノです。
そんな素敵なドイツの夏がもうすぐやってきます!
日本とは違うドイツの夏を味わう旅を、もうすぐ来る夏休みに計画してみてはいかがですか?