【ドイツ在住大学生レポート】 留学生の日本シックあるある

学生生活、雑学

18年5月31日

ごぼう。こんにゃく。ひじき。
おでんの大根。すき家の牛丼。ほうれん草のおひたし。大学横のラーメン屋。
SUSHIではなくて、回転寿司。

もう、狂おしいくらい食べたい!!日本から離れた日本人はこのような有り様になるよねって話。
まさかYouTubeで「ファミリーマート 入店音」「ドンキ 曲」を入力する日がくるなんて。
「90年代メドレー」ならまだわかる、でも、いちいち「CM」を検索しだすなんて。ああなんてこった。ほら次、「ドラマ 主題歌」。

ロシアンルーレットで罰としてワサビを入れてほしい。そういえば好きでもなかったワサビに恋してる。フライドポテトに案外ワサビが合うんだという風の噂を試してみたくもなる。
それからウーロン茶が懐かしい。少年の日の夏休み。グラスに氷を入れて、ウーロン茶を注ぐ。パキパキ氷がひび割れる生命音。
なんでそこ緑茶ではなくウーロン茶かといいますと、一応緑茶もどきは他国のスーパーでも市販されているからです。ウーロン茶の方が希少なのです。

本屋へいくと、Haruki Murakamiが店頭に掲げられている。そうじゃなくて村上春樹が読みたい。
母国語の本はなんであれ、持っておくといいです。

そういえば、大福の存在なんて忘れていました。一度思い出すと舌が渇望しだす、昔懐かしのあんこ。あまりにも和菓子の存在が遠いけれど、体は覚えている。

たまにする日本の友人との電話。
「ごめん、今電車」
ーつぎは〜、新宿〜ー
羨ましい!!!?!!!
駅のホーム音に、狂喜する。いつのまにオタクになったのかしら。
満員電車は人間の乗るべきモノではないし、大キライ。なのに電車にすごく乗りたい。

レジでビニール袋をやたら戴くはめになってちっともエコじゃないことや、
居酒屋での振る舞いが普段と違いすぎて引いてしまうことなど、
マイナスにしか映らなかった現場が、どうしようもなく日本だったのだなあと気づく。

国を離れたはずの別の場所で、 無意識に意識させられるナショナリティ。

ちなみに今は、ふりかけを重宝しております。

written by 空衣
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