「お子ちゃまな日本人」になっていませんか?ひとりあるきのすすめ★

雑学

18年4月16日

知らない町でひとり。それも海外。こんな状況に自分自身がいると想像してください。
さて、みなさんならどうしますか?ホテルで引きこもってしまいますか?泣き出してしまいますか?それとも、未知の世界にわくわくしながら一人で街を歩き回りますか?
わたしなら、怖くても一人で知らない世界を歩いて、冒険することで得られるものがあると思っています。新学期がはじまり、新天地や新しい環境、新しい場所でがんばっているであろう皆さん、勇気を出してひとりで知らない世界を旅してみませんか?

Japanese are children (日本人って子供だよね)。
これは、わたしが韓国在住の日本人留学生の支援を行っている団体でインターンシップをしていた時に、せっかく韓国にいるのに積極的に韓国人とかかわろうとしない、観光しようとしない日本人留学生を見て同僚のドイツ人が言った言葉です。
これを聞いたわたしはショックでした。なぜなら、そのドイツ人は、自分の思ったことを後先考えずにさらっと口に出していってしまうので、わたしから見たら、ちょっと子供っぽい人だなと思っていたからです。
でもよく考えると、ここで彼が言っている「子供」とは、無邪気すぎて無礼だよねという意味ではなく、勇気がなくて、自分の頭で考えて一人で行動することや新しい世界に飛び込んでみることが苦手だよね、という意味でした。腹立たしく情けないながらも、言われてみればたしかにそのとおりかも、と妙に納得したことを覚えています。
それに比べて、欧米人のバイタリティには驚かされますし、感心させられます。このドイツ人の同僚も、まったく韓国語がはなせず、ハングルさえ読めない韓国初心者だったにもかかわらず、渡韓初日でグーグルマップを頼りに裏路地にある隠れ家カフェに行ったといっていましたし、わたしの通っている大学の留学生もまったく日本語が話せないにもかかわらず美容院(こってこての秋田弁を話すスタッフしかいない)で髪を染めるという大冒険をやってのけています。こんな人たちから見ると、未知の世界を前にしり込みする日本人は、甘ったれのお子ちゃま、と映ってしまうわけなのでしょう。

わたしは、生来の怠け者の臆病者で、日本人留学生と同じように韓国に行っても最初はずっと宿舎にこもっていました。知らない町で迷子になったら絶対帰って来られないと思っていました。
しかし、日本人はお子ちゃまだといわれると、同年代の外国人に負けているような気がして悔しくて、一度一人で地下鉄を乗り継いでどうしても行ってみたかったレストランに行ってみたのです。すると、そこの料理もさることながら、料理人がすごくいい方で、韓国語がまったくわからないわたしにもとても親切にしてくださいました。その方のおかげで、韓国の方に話しかけるときにあまりためらわなくなりましたし、韓国にいることを楽しめるようになりました。ずっと引きこもっていたら決して出会わなかったでしょうが、ちょっとチャレンジしてみることが大きな変化になるのです。

みなさんはどうですか?もし、今、新たな場所や環境に慣れられずにホームシックになっていたり、三月までの生活を懐かしがっていたりするのなら、ぜひ近所を探検してください。そして、そこに住んでいる人に話しかけてみてください。そうすればきっと、あなたが今いる場所で楽しめるようなヒントや、出会いが待っていると思います。

written by はわ
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