見どころ満載、京都観光には下鴨神社がオススメ!
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18年4月04日
京都市左京区にある加茂御祖神社、通称「下鴨神社」は、京都で有名な神社のひとつです。境内も立派で美しく、下鴨神社とすぐ近くの河合神社を繋ぐ「糺の森(ただすのもり」は広くて自然がいっぱいです。
今回は下鴨神社とその周辺についてご紹介したいと思います。
下鴨神社
この神社の西の本殿には、国家安泰・厄除け・交通安全の神様である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が、東本殿には、縁結び・安産・育児の神様である玉依媛命(たまよりひめのみこと)が祀られています。両本殿の手前には、言社(ことしゃ)と呼ばれる十二支を守る神様のお社があるので、自分の干支のお社に参拝します。
境内には「御手洗池(みたらしいけ)」と呼ばれる浅い池があります。近くの授与所で「水みくじ」をひいてこの池に浸すと、おみくじに文字が浮かび上がってくるという人気のスポットです。さらにこの御手洗池、みたらし団子の名前の起源でもあるのです。なんでも、みたらし池にできる水泡をかたどって作られたから、池の名前をもらって「みたらし団子」になったのだとか!
相生社
本殿から南方向へ楼門を抜けると、相生社(あいおいのやしろ)という縁結びの有名なパワースポットがあります。なぜそこがパワースポットとされているかというと、こちらには縁結びの神様が祀られているからなのですが、それともう一つ、京の七不思議のひとつが大きく関係しているのです。
そこには、連理の賢木(れんりのさかき)という2本の木が1本に結ばれた木があります。不思議なことに、この結ばれた木が枯れるたびに「糺の森」のどこかにまた生えてくるといいます。ちなみに現在のご神木は4代目なのだとか。
糺の森(ただすのもり)
では、糺の森とはどのような所なのかをご紹介します。糺の森とは、下鴨神社の境内にある森林のこと。その面積は東京ドームのおよそ3倍、12万4千平方メートルにも及びます。町の中にある神社ながら、糺の森には大自然と呼べるほどの景色が広がっていますが綺麗な砂利道があって歩きやすいです。木々の多さゆえ、空気が澄んでいるのがよく分かります。春と夏には青々と茂った木々が美しく、秋には小さな紅葉の葉が小川を流れ、冬には枯れ木の景色が広がり、水も一段と澄んだ様子が見られます。また、この森の中には美しく透き通った細い小川が4本流れているので、天然で癒しの音を聞くことができるスポットが幾つもあり、リラックスするのにもってこいなのです!
河合神社
糺の森を南へ向かって歩いていくと、下鴨神社と比べると小さめの神社が見えてきます。それが、美人の神さま玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしている「河合神社」です。この神社の御利益は美人祈願・安産・育児・縁結び・学業・延命長寿です。この神社には珍しい絵馬があります。その名も「鏡絵馬」といって、手鏡の形を模した絵馬に顔が書いてあり、女性たちは自分の普段使っているメイク道具でその顔にお化粧をしてあげるというものです。この神社には連日女性参拝客が多く訪れます。
おわりに
縁結びで有名な下鴨神社ですが、縁結びというのは恋愛以外にも入学試験や就職試験でのご縁を結ぶという意味があるので、就活を控えた学生さんは、神社でお参りした後、糺の森へリラックスしに行き、緊張がほぐれた状態で本番に臨めるようにするのも良いかもしれません。
また、下鴨神社の神紋である二葉葵のモチーフが用いられた可愛らしいお守りがたくさんあるので、大事な試験前にお守りを授かり、本番を迎えるのもいいですね!
このように魅力たっぷりの下鴨神社とその周辺へ、京都へお出かけの際はぜひ訪ねてみてください。