【映画紹介】前に進ませてくれる感動話。
映画
18年3月28日
桜が咲きはじめ街の彩りも鮮やかになってきて、新学期に向けてワクワクする人も多いのではないでしょうか。また、(まだ春休みが続いてほしいなぁ・・・)と思う方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)今日は、こんな時期にぴったりの映画『四月は君の嘘』を紹介したいと思います!
あらすじ
「からっぽになった少年が一人の少女と出逢う。少女の自由で情緒的な音楽の調べが、少年の止まっていた時間を突き動かす。」(本映画の公式ホームページより)
天才ピアニスト、有馬公生は11歳の冬に母親を失ったショックから演奏をしているとピアノの音が聞こえなくなるというトラウマを背負い、ピアノを捨てた人間として生きていこうとしていきます。そんなある日、公正の幼なじみである澤部椿が宮園かをりというクラスメイトを紹介します。かをりは、コンクールに衆生するヴァイオリニスト。五線譜に縛られない自分なりのスタイルで課題曲をコンクールでも演奏します。そんな自由奔放な彼女の姿に公正は惹かれていきます。ピアノの黒鍵と白鍵のようにモノトーンだった公正の人生は、彼女のお陰でだんだんと色づきだしていく…
かをりがついた、一つの嘘。心温まる14歳の恋。
このストーリーはハッピーエンドの様で、バッドエンドでもあるような終わりを迎えます。しかし、天才ピアニストと若くして言われた少年が経験した挫折、そこから救い出したのは同い年の少女。その乗り越え方が「音楽」を通しての共演。とても可愛らしい中学3年生の青春恋愛映画にも関わらず、少女の奔放に「いま」の自分を素直に表現した演奏姿や生き方に勇気づけられたり、どこか自分自身を振り返り考えさせられたりする作品でした。ただの青春恋愛映画ではない、という点がおススメポイントです!!最後まで、この映画タイトルである「嘘」とは何か?を考えていただきたいです。また、なぜその「嘘」を使う必要があったのか?なぜ彼女はこんなにも「音楽が自由なの」と言って、自分らしさを表現できているのか?という事なども考えてみてみると、深みが増す作品となっています。
この春、一歩進みだしたいあなた、ちょっぴり素直になれない時があるあなた、音楽をしているあなたにぴったりの映画となっています。