【デンマーク在住★大学生による海外レポート】第二言語習得のススメ

雑学

18年3月21日

みなさん、フランス語やドイツ語など英語以外の言語を取得しようと思ったことはありますか?多くの高校や大学で第二言語を習得する機会はあるのではないでしょうか。ただ、英語も難しいのに他の言語なんて、と考えている人も多いですよね。でも、実は第二言語を学習するとたくさんいいことがあるんです!今回は、そんな第二言語を習得する利点を紹介したいと思います。

英語を苦手とする日本人が多いのにはそれなりに理由があります。もちろん、島国で移民の数が少なく、そもそも英語を必要としない環境であることから、練習する機会がないというのも理由の一つでしょう。しかし、根本的に日本語は他の言語とは系統が異なり、孤立した言語であるため、日本人が他言語の習得に苦労するのは当たり前のことなのです。
一方で、多くの人が多言語を話すと言われるヨーロッパでは、インド・ヨーロッパ語族に属する言語が話されています。この、インド・ヨーロッパ語族に属する言語は世界中で実に100言語以上あります。つまり、一つの言語が話せれば、それに近い言語も容易に習得することができるのです。

例えば、私が習得したデンマーク語はインド・ヨーロッパ語族の中でもゲルマン語派、特に北ゲルマン語派に属しています。北ゲルマン語派には、他にノルウェー語やスウェーデン語がなどあり、これらとデンマーク語は非常に似通っています。筆者も実際ノルウェー語はある程度理解できますし、スウェーデン語も読むことができます。
また、西ゲルマン語派にはドイツ語、オランダ語や英語などが属しています。なので、ドイツ人はデンマーク語を習得するのが早く、読むだけなら初めからある程度理解できますし、英語とドイツ語とデンマーク語ができる人はオランダ語をある程度理解することができます。北欧の人は英語がうまいと言われるのも納得ですよね。また、人気のフランス語、スペイン語やイタリア語は同じイタリック語派に属しているのでひとつ学べば他を習得する時にも助かります。

つまり、何か一つの第二言語を学ぶということ他の言語へ扉を開けることなのです。また、英語が必ずしも簡単な言語とは限りません。英語はもっと語彙の多い言語の一つとも言われているのです。一方で、スペイン語は発音の難易度が低く、日本人にとって比較的話しやすい言語と言われています。もし、英語が嫌になったら、他の言語に手を出してみてはいかがでしょうか?意外とあなたにあった言語が見つかるかもしれませんし、そのあと英語をもう一度始めたら、頭に入るかもしれませんよ。

written by むる
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