日本語って素晴らしい!「ありがとう」、「ごめんなさい」何気なく使う言葉の語源に感動!

雑学

18年2月27日

あなたが今までの人生で一番口にした言葉は何ですか?こう考えた際に、その答えが誰かへの感謝を告げる言葉や、周りの人を喜ばせるものであれば、きっと素敵な人生ですね!僕もそんな人生を過ごしていきたいものです。さて、この記事では、普段何気なく使っている言葉の語源を紹介していきます!!

①「ありがとう」

「ありがとう」の語源は仏教にあるようです。ある日、お釈迦様が、阿難という弟子に、「人間に生まれたことの有難さ」を説きました。お釈迦様は、その説明をするために、「100年に1度海面に顔を出す亀」と、「海を漂うある一本の丸太に空いている穴」をいう2つのものを挙げました。さらに、人に生まれるというのは、その亀が100年ぶりの海面に顔を出した時に偶然丸太の穴に顔がはまるくらいの確立だといいました。お釈迦様がこの例を使って何を言いたかったかというと、「人間に生まれる」ことはそれほど有難いことなんだよ、ということです。
この話から、「有難い」とは、「それが有ることが難しい」という意味で、起こる確率が非常に低いことを指します。これが、「ありがとう」の語源で、人間に生まれることはそれほど有難いことなんだ、と説いたと言います。

②「ごめんなさい」

「ごめんなさい」は、漢字で書くと、「御免なさい」となります。「御免」は、対象者が許可・認可することを敬って言う表現です。また、「なさい」は、動詞「なさる」の命令形で、「しろ」や「せよ」という言葉を柔らかくした表現で、ニュアンス的には、「してください」のような意味になります。
つまり、「ごめんなさい」はこの2つの言葉を組み合わせた言葉で、「私がすること・したことを、許可・認可してください」という意味で、これが語源となります。

③「好き」

「好」という漢字には素敵な成り立ちがあります。「好」は、「女」と「子」という漢字に分解できますね?この、「女」は「母親」を指し、「子」はその母親の子供を指します。母親が子供へ向ける愛情は大変微笑ましいものです。その、母親が子供に愛情を向ける姿から、「女」と「子」を組み合わせた「好」が生まれ、「うつくしい」「したしい」という意味になりました。それが転じて、すべての事象が良好であること、またそれを好むこと、という意味になったというのが語源です。

「ありがとう」「ごめんなさい」「好き」、僕たちが普段使っているこんな単純な言葉に、思わず人に話したくなるような素敵な語源があったんですね!こういった、言葉の語源や背景を知ると、その言葉で伝えられる感情がより豊かになるかもしれません。僕自身、記事を書いていて、改めて、言葉の持つパワーや歴史を感じました!

             
 Written by けん
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