経験は廃れることのない財産である『マイ・インターン』
映画
18年1月11日
お正月が終わり、ほっと一息をつきたいお休みの日におススメの映画をご紹介します。
映画『プラダを着た悪魔』で人気の出たアン・ハサウェイ主演の少し昔の映画です。しかし、今見ても全然廃れていない映画の一つです。社会進出をして頑張ろう!とする女性、第三の人生を歩んでいるおじいさんにも見てほしい一作となっているため、家族団らんで見ても考えさせられます。
あらすじ
華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代に生きる女性の理想的な人生を送るジュールズ(アン・ハサウェイ)。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだったが、いつしか彼の的確な助言に頼るようになります。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていきます。
(『マイ・インターン』日本語版公式サイトより一部引用)
コメディ映画なのに考えさせられる
今日、医療の発達によって人間は平均して70~80年程生きられ「高齢化社会」として、一種の問題提示がされています。仕事を引退した高齢者たちは、第三の人生をどのように生きるのか、という事に頭を抱える人も少なくはないでしょう。今まで仕事場にあった「役職(肩書)」によって与えられた居場所を急に奪われると何も残らずさまようという人もいるでしょう。また、数十年前と比べると、多くの女性が働ける環境が整えられてきました。と言っても、仕事に生きる女性への風当たりは無くなった訳ではないです。2つの社会問題の解決法をひとつ提案してくれているように思われるのが、本日紹介する映画『マイ・インターン』です。
「どんな人間も生きている限り、役割や居場所がある。そして敵ばかりでなく、味方となってくれる人はいる。」
というメッセージが伝えられているように感じます。王道のコメディ映画であり、お洒落で華々しいファッション業界の話であり、男女の関係の在り方も考えさせられたり、社会問題を考えさせられたりする映画でもあります。ちょっと欲張り過ぎ?!とも思われるほど沢山のテーマで語れる映画であるにも関わらず、「121分」という時間に収められています。これは言うまでもなく、必見映画です!!見た後にはスッキリして「明日もがんばろう!!」と思える作品です。