【風物詩を楽しもう♪】冬至にまつわるあれこれ

雑学

17年12月20日

めっきり寒くなってきて、布団から出るのが一苦労な毎日ですね。寒さが苦手な私は冬が一番嫌いな季節。まだ冬本番にもなっていないのに、春を待ちわびている今日この頃です。
冬はクリスマスやお正月の大イベントに目がいきがちですが、実家にいた頃は季節にちなんだ食事が出て来て、季節の訪れを感じたものです。一番覚えているのが「冬至かぼちゃ」。うちでは小豆とかぼちゃを煮た甘い煮物が、寒い時期になると良く出てきました。今回はこの「冬至」についてご紹介いたします。

冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?

冬至とは、北半球で太陽の位置が一年で最も低く、日照時間が最も短くなる日のこと。だいたい12月21日頃ですが、毎年変動します。2017年の冬至は12月22日になります。
冬至といえば思い浮かぶのが「かぼちゃを食べる」という習慣。とは言っても実家暮らしの人でない限り、最近、実際に食べている人は少ないかもしれませんが、この習慣の由来は何なのでしょうか?
1つは縁起かつぎのためと言われています。かぼちゃを漢字で書くと「南瓜」。陰を表す「北」から陽を表す「南」へ向かう、つまり運気が上昇するという意味があります。
もう1つは、寒い冬を乗り切るための栄養がかぼちゃにはたくさん詰まっていることにあります。かぼちゃに含まれるビタミンAやカロチンが風邪予防に効果的なのです。また長期保存が効くので冬に栄養を取るにはぴったりの野菜と言えます。

またかぼちゃの他にも冬至粥という小豆のお粥を作ることもあります。これは小豆の赤い色が魔除けになり小豆粥を食べ厄を払うという意味があります。
その他、レンコン、ニンジン、コンニャクなど「ん」が付く食べ物を食べて運を呼び込むという習慣もあります。

ゆず湯で身体を温めてリラックス♪

冬至といえば「ゆず湯」もなじみ深い習慣です。もともとは厄払いのために行われた風習だと言われています。昔は毎日入浴する習慣がなかったので、新年を迎える前に身を清め、一年の厄を追い払う意味で行われたようです。

ゆず湯は香りが良いためリラックス効果があるほか、血行を促進したり、身体を温め風邪を予防する効果もあります。
ゆず湯の方法は家庭によって異なります。ゆずをそのまま丸ごと入れるのが風情もあって良いですが1個や2個だと香りをあまり感じられないのが難点。
おすすめは輪切りにカットし洗濯ネットにいれてお風呂に入れる方法です。香りや成分が出やすい上、お掃除が楽チン♪ぜひ試してみてくださいね。

written by やまちゃん
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
インターン求人を探す

おすすめ関連コラム