「勤労感謝の日」に関する3つのこと
雑学
17年11月22日
11月23日は何の日でしょう?と聞いたら、ほとんどの方は答えられると思います。え?「いい夫婦の日の次の日」ではありませんよ(笑)
今回は、勤労感謝の日について、由来好きのえあままがコラムをお送りしたいと思います。
「勤労感謝の日」が「勤労感謝の日」じゃなかった件
え?なんのこと?って思いますよね。実は11月23日の祝日は、もともとは「勤労感謝の日」ではなかったのです。本来は、その年の五穀豊穣を天照大神に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」という収穫祭の日でした。これは1400年に渡って歴代の天皇家が行ってきた伝統ある行事だったのですが、敗戦後、GHQによって「勤労感謝の日」にすり替えられたといういきさつがあったようです。おそらく戦後の日本国民の意識を一新しようとする思惑で、天皇家に関わる色合いをできるだけなくそうということから、そうなったのでしょう。
1948年の祝日法が定められた年から、11月23日は「勤労感謝の日」であると正式に定められ、今日に至ったというわけです。
勤労感謝の日のイベント
調べてみたのですが、これが驚くほどないんですね。文化の日だったら、無料開放になる施設があったり、いろいろなイベントがあるのですが、「勤労感謝の日」に特化したイベントがネットの検索でまったく引っかかってこないのです。
つまり、いつも働きすぎるくらい働いている労働者のみなさんにはゆっくり休んでいただきましょう・・・ということなのかもしれませんね。
学生のみなさんにとっての「勤労感謝の日」は?
11月23日は、学校も会社も全部お休みになります。何も考えずに「わ~い祝日だ!」と喜ぶのもいいですが、せっかくなので、身近にいるご両親やバイトの上司、インターンでお世話になっている方などに、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。
当たり前のようにあることでも、改めて考えてみると、本当はその方がいなかったらそこにないサービスだったりします。
えあままの近所にも、バス停の周辺を毎朝掃除してくれている近所のおじいさんがいます。黙々とタバコの吸い殻や空き缶などを拾ってくれているのですが、こういう方たちのおかげで、街にゴミがあふれかえることなく、気持ちよく過ごせているんですよね。こんなふうに、いつもは見過ごしてしまっていることにも目を向けて、ありがとうの気持ちを伝えてみると素敵な1日になりそうです!伝えるのが恥ずかしかったら、ありがとう・・・と思うだけでも違ってくると思います。
それでは素敵な休日をお過ごしください!