「読書の秋」★なぜ秋といえば読書なんだっけ?のヒミツ

雑学

17年9月21日

ついこの間まで、暑い暑いと言っていたのに、街にすっかり秋の風が吹くようになりましたね。秋といえば、「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」などと言われますが、今回は、アカデミックなインターンバイトコラム読者のみなさんに一番関係が深い「読書の秋」についてまとめてみました。

そもそもなんで『読書の“秋”』なんでしょう?

気候がいいから、雰囲気があるから、なんとなく・・・のように、漠然とイメージを持っている方が大半だと思います。
そういえば、10/27~11/9は「読書週間」にも定められていて、よく本屋さんで「読書週間にヨミたい本」などと紹介されるのを目にすることがあると思います。
こうして見ると、いかにも秋は本が一番売れているんじゃないかな?と思いがちですが、総務省の家計調査によると、実は9月10月は一年のうちで本が売れない時期だというデータが出ています。これは意外ですね!
それじゃ、なぜ「秋」なのでしょう?
由来は、唐の時代の文人「韓愈(かんゆ)」が作った「燈火(とうか)親しむべし・・・」という詩からきているそうです。
詩の内容は、「秋の夜は涼しさが気持ちよく、灯りで読書するのにちょうどよい」というもので、ここから「秋は読書」というイメージが生まれたと言われています。
日本で「読書の秋」という言葉が出てきたのは、昭和になってからで、それ以前の明治・大正時代にはほとんど出てきていません。第二次世界大戦後に「読書週間」「図書館週間」が現在の期間(10/27~11/9)に設定されてから、「読書の秋」という言葉が定着したようです。

『読書の秋』におすすめの本

秋の夜長の読書は、いつもよりちょっと本格的に文学書を読んでみるのもいいですね。
今回はえあままオススメの本をご紹介します。

「黒い家」 貴志祐介
「邂逅の盛り」熊谷達他
「旅のラゴス」筒井康隆 「ノルウェイの森」村上春樹
「下町ロケット」池井戸潤
「夜のピクニック」恩田隆
「わたしを離さないで」イシグロ・カズオ
「世界を騙した男」フランク・アバネイル
「深夜特急」沢木耕太郎
「ライ麦畑でつかまえて」JDサリンジャー

秋の夜長、虫の音を聴きながら読書というのも風情がありそうですね。紅葉の栞をはさんだりしても、雰囲気出るかもしれませんよ。
良い本との出会いは、みなさんの人生をより深めてくれます。素敵な出会いがありますように★

Written by えあまま
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
インターン求人を探す

おすすめ関連コラム