多彩な人材をプロモーションする芸能プロダクション【MC企画】が、人材育成・キャリア教育のための新規事業に乗りだしました。その講師であり、連ドラでも活躍されている女優高野暢子さんにインタビュー★
インタビュー
17年10月03日
MC企画は1973年に創業以来、40年以上にわたり、
放送局のアナウンサーから映画やTVドラマの俳優に至るまで、
幅広い人材をマスコミへプロモーションする芸能プロダクションです。
今回はNHKの朝ドラや時代劇の人気シリーズにご出演されている
女優兼講師の高野暢子(たかのようこ)さんに
会社の魅力や今後の事業展開などお話をお伺いしました。
◆MC企画さんはどんな事業をされている会社でしょうか?
MC企画は設立40年、約200名の所属俳優・タレントを抱える芸能プロダクションです。アナウンサーからパーソナリティ・DJ・リポーター・ナレーター・司会・声優・俳優・モデルまで、幅広い人材をマスコミにプロモーションしているのはもちろん、グループ会社ではペットモデルのプロモーションやコミュニティFM放送局など、多数の関連事業を展開し、芸能分野では歴史あるプロダクションとして貢献して参りました。 またこの度、プロならではの「聴く力」「伝える力」「話す力」などの専門的なスキルを、広く一般の方々にもお役立て頂けるよう、企業の人材育成やキャリア教育を目的とした新規事業「キャリアシスト講座」を創設し、ご案内させて頂いているところです。
◆MC企画さんの企業理念や今後の事業展開などについて聞かせてください。
MC企画は、業界にいち早くマナーを取り入れた会社です。ネクタイが常識でなかった時代からマナーの重要性を基礎にすえて、常に新時代を切り拓いて参りました。そこで生まれたのが、今では当たり前になっているモーターショーでの女性アナウンス、CMやドラマでなくてはならない存在となっているペットモデル、視覚障害者のために電話で新聞を読むボランティア「声の新聞」など数々の新規事業です。私たちMC企画は、時代に先駆けて未来を見据える企業理念の下、話し方のプロだからこそわかるマナー、話し言葉のメカニズム、自己表現の仕方、コミュニケーションの方法等を、人材育成やキャリア教育の現場で活かして行きたいと考えております。
◆MC企画さんの特長や事業の優位性などを教えてください
人材育成、キャリア教育という分野では後発ですが、「人前で話す」仕事という意味では、現役のプロを多数抱えるプロダクションです。 話し方のプロが行う研修は、滑舌や発声法、人前で緊張しない方法など、学生はもちろん一般の方々にお役に立てる技術を数多く持っているというところが絶対的な強みです。基本的なことを知らずに、その上にいろいろな知識を詰め込んでも、それを活用することは難しいのではないでしょうか。弊社の人材育成講師は、コミュニケーションのための基本的な部分をしっかりと訓練し、「正しい滑舌や発声法」「誰にでも覚えてもらえる声の出し方」「自己紹介が得意と言える人」、ひいてはコミュニケーションが得意な人材を育てて参ります。
◆MC企画さんが学生に提供できる価値は?
個人のパーソナリティや能力を活かせる、育てる力(聴く力=ヒューマンスキル・話す力=プレゼンテーションスキル・伝わる力=コミュニケーションスキル)を養成。社会人として必要不可欠となる能力を主に知識面からサポート。何よりも表現力が豊かになり、自分に自信が持てるようになります!!
◆高野さんご自身のこれまでの経歴や実績、得意なジャンルの研修、現在意識して取り組まれていること、大切にされていることなど教えて頂けますか?
私は、テレビ、ラジオ、映画、CM、舞台、イベント、講演会など、感情を伝える俳優の仕事、情報を伝えるアナウンサーの仕事、その両方を経験してきました。また30年近くにわたって養成所で演技を教えて来たノウハウを基に、人材育成のための高野式メソッドを開発し、誰も発信してこなかった呼吸法を重視したワークショップを展開しています。それにより滑舌は80%以上の確率でその場で治すことが可能になり、コミュニケーション能力もかなりの割合でスキルアップさせる事ができるようになっています。 今回、その内容を10箇条にまとめ、必要な方に必要な内容をカスタマイズして講座をご提供しています。
≪人前に立つための10箇条≫(面接にも役立ちます)
①登場時の存在感を高める方法
②数秒で自分が話しやすい環境をつくる方法
③空間の大きさで声の大きさを調整する方法
④好感度をアップする立ち居振る舞い方
⑤好印象を持たれる滑舌の治し方
⑥思いを伝えるために使用する言葉の選び方
⑦傾聴のメカニズムを使って覚える方法
⑧漫才で学ぶコミュニケ―ションの基礎
⑨緊張を味方につける方法
⑩去り際の美学で締めくくる
私たち日本人は「読み」「書き」は学んできたけれど、人前に出て「話す」勉強はほとんどすることがありません。俳優養成所等に入ることがなければ、伝える技術を学ぶ機会は全くといっていいほどないでしょう。――ちなみにアナウンサー養成所では情報を伝える技術は学べますが、思いを伝える技術は学べません。「話し言葉」と「書き言葉」は全く違うにも関わらず、人前で誤った方法のまま話している人が大勢いらっしゃいます。もしかしたら人前で話す技術を学びたい日本人は多いのではないか。そう思い立ったことが社会人のためのビジネス研修、キャリア教育に携わろうと考えるに至ったきっかけです。このことを早い時期に知る機会があれば、日本人はもっとコミュニケーションがうまくなるはず!
◆インターンバイトを見ている学生にひとこと
例えば就職試験の面接で、「緊張する」から不安だという思いはありませんか?でも大丈夫です。MC企画のキャリアシスト講座を受ければ、緊張が何よりも大事だということが理解でき、緊張するからいいのだという脳内改革が起こります。あなたの能力は「緊張する」ことでより確固たるものになっていくのです。緊張を味方につける。この発想転換が大事です。
今回は、面接の場で必ず押さえておきたいポイントを3つにまとめました。滑舌の問題、あがり症など日本人が苦手とする全てを克服し、しかも好印象を持たれるための女優的スキルを講座でご紹介致します。
また緊張と同時に、自己紹介で何を話してよいか分からないという声もよく耳にします。本講座では、カードソートによる自己探求法を使って、自分自身の興味や関心、価値観を言葉にするというワークをしますので、自分でも驚くほど、そして簡単に自身の内面を引き出せる体感が得られます。
キーワードは、
(1)話し言葉のメカニズムを知る
(2)正しい口の開け方が好感度を上げる
(3)緊張を味方に付ければ可能性は無限大
緊張をわくわくに変えて、就職活動を楽しんで下さいね。
Written by インターンバイト運営事務局