運動会は春開催？秋開催？イマドキの運動会事情

「スポーツの秋」というだけあって、運動会の開催時期は秋と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、今では小学校、中学校の運動会は春に開催されている地域も増えているそうです。
地域によって様々ですが、北海道では79％、東北では64％が春に開催され、甲信、東海、近畿、沖縄では５～７割が秋の開催、その他の地域では半々の開催のようです。

なぜ春に開催されるようになったか？

①秋開催は「熱中症」になりやすいため

秋開催の9月〜10月に行われる場合、暑さが厳しい中での練習となってしまい、熱中症になる可能性も高くなってしまいます。涼しい時期に練習を行うことができる春に開催される地域が増えてきたようです。

②行事を分散させるため

秋は修学旅行や文化祭や合唱コンクールなど行事が多いので、行事を分散させたいという意向もあるようです。

③秋からは勉強に専念させるため

中学受験や高校受験などを控える生徒に配慮して、秋からは勉強に専念させてあげたいという意図もあるようです。

④新しいクラスメイトとの仲を深めるため

春は、学年によってはクラス替えをして間もないという状況です。運動会をきっかけに、クラスの団結力が生まれるかもしれませんね。

最後にトリビアを１つ。運動会といえば応援団の「フレーフレー」も印象深いと思いますが、このかけ声の意味って知っていますか？ 直接の語源は英語のhurray（フレイ）と言われており、激励や喜びを表す言葉となっています。外国では「万歳、やった！」という意味で使われますが日本では「頑張れ」という意味に変化しているようです。