【座談会】4人の現役大学生が語る<有給インターン体験談>
インタビュー
17年9月15日
近年メディアでも話題を集め、実施企業が増えつつある『有給インターン』。今回は有給インターン専門求人サイト『インターンバイト』を運営する株式会社アンビションで、10日間の営業インターンを経験した4人の学生にインタビュー!答えてくれたのは有給インターンに参加するのが今回初めてという、龍谷大学理工学部3年生の高橋京香さん(写真/上・左)、永澤知也さん(上・右)、河野健太朗さん(下・左)。そして、これまでに数社のインターンに参加経験のある関西学院大学教育学部3年生の下釜翔太さん(下・右)。4人の学生に、有給インターンで得られる経験やスキル・メリットについて生の声をお聞きました。
Q.今回、有給インターンをしてみようと思ったきっかけは
高橋「私は元々、ネイルや化粧品に興味があったんです!大学では物質化学を専攻していますが、将来は研究職だけでなく営業・販売職にも選択肢を広げられるようにと、営業のインターンを探していました。そんな時、永澤君に『面白そうな有給インターンがあるよ』と声をかけてもらったのがきっかけですね」
永澤「僕も理系ですが、実は銀行業界の文系職にも関心があって。インターン自体初めてなんですが、文系職に必要なコミュニケーション力を高めるために、まずは営業を経験してみよう!と。インターンバイトのサイトを見て、面白そうだと思って高橋さん、河野君に声をかけたんです」
河野「僕は情報メディアを専攻しています。将来はシステムエンジニアになる目標があるのですが、労働条件や給与の面でさらに魅力的な仕事もあるのでは…と思って今回の営業インターンに参加しました」
下釜「僕はインターンが初めての3人とは逆で、今まで携帯電話の営業など色々なインターンをしてきました。ただ、よりスケールの大きな仕事をしたくて、法人向けの営業を探していて…そんな時、あるイベントでアンビションの方と知り合ったのがきっかけで参加することにしたんです」
Q.アンビションでは、どんな仕事を体験しましたか?
高橋「インターンバイトを多くの企業に広め、サイトに掲載して頂くために、電話での訪問アポイントを主に担当しました。初めての企業様に電話するのは、すごく緊張しました(笑)」
永澤「いやー、本当に緊張したよね(笑)」
高橋「でも、慣れてきたら流れが分かってきて、少しずつ自分の言葉で話せるようになって。上手くなるのが実感できて、楽しかった」
下釜「うんうん。僕は電話アポイントが取れた企業様への訪問にも同行しました。営業の方が話されるのを聞いて、知識の豊富さにビックリでした」
Q.この有給インターンで、どんな事が学べましたか?
高橋「まずは電話マナーをはじめ、社会人としての常識を丁寧に教えて頂きました。それからトークスクリプトを頂いて、電話アポイントを基本から学びました。ここまで教えてくれるんだって思うほど、丁寧に教えてもらいましたね」
永澤「例えば上座・下座の知識など、知らなかった事が結構あって。勉強になったよね」
河野「そうそう!例えば電話でも、5W2Hといった話し方の基本がある事を初めて知りましたね。仕事でお客様に電話をするのは初めてで、すごく新鮮でした」
下釜「そうですね。基本的なマナーが学べた事も良かったし、僕は、やはり営業の生の現場を体験できた事がすごく印象的でした。企業への営業って聞いても何となくの想像しかできなかったので。どうやってアポイントを取って、訪問時には何を用意して、入口を入ったらどんな挨拶をして、商談では何から話して…と、すべて具体的に見られた事が、僕にとってすごく貴重な体験でした」
Q.実際に、営業の有給インターンを体験してみていかがでしたか?
高橋「ここまで体験できるんだ!とびっくりしました!今までインターンのイメージって、軽い研修とか座学、単なる練習くらいのイメージだったので…商品知識を本格的に覚えたり、本当にお客様にどんどん電話をかけたり、思ったよりすごく実践的だったので」
永澤「本格的だよね(笑)。でも僕は、インターンにせっかく行くなら“本当の現場”を知りたいと思っていたので、今体験できている事がすごくありがたいです」
河野「仕事を本格的に体験できるのは、有給インターンならではですね。今回いい体験ができたので、今後は金融業界や大手企業のシステムエンジニアの有給インターンがあればぜひ参加したいです」
下釜「貴重な営業経験ができたことも良かったですし、電話アポイントが取れた時に、周囲の社員さんみんなが拍手をして讃えてくれたのが印象的でした。こういった職場の雰囲気も、実際に体験してみないと分からない良さですよね」
Q.最後に、同期や後輩のみなさんに一言
高橋「有給インターンはリアルな実践体験ができる事がすごく大きなメリット。緊張もしますけど、得られるものが大きいのでぜひ体験してみて下さい」
永澤「1日だけの無給インターンでは体験できない事が多いです。せっかく行くなら、有給インターンで本当の現場を知って下さい」
河野「今は有給インターンも増えてきていますから、色々な業界の有給インターンに挑戦してみて下さい」
下釜「就職活動を始め出した方は、周囲の友達から『インターンに行った』など耳にして、気になっている方も多いと思います。もしまだインターン未経験で『始めようかな…どうしようかな…』と迷っている方がいたら、ぜひ挑戦してみて欲しいですね。企業の方々は親切に教えてくれますし、初めて体験できること、初めて分かる事も多いです。迷う前に、まずは勇気を出して一歩進めば、きっと新しい世界が拓けますよ」