~「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」など有名飲食ブランドを多数運営する「株式会社物語コーポレーション」の魅力~
インタビュー
17年8月29日
【プロフィール】
・経営理念推進本部 人材開発部 マネジャー 前田さん
株式会社物語コーポレーションは「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」など有名飲食ブランドを多数運営する東証一部上場の企業です。そんな日本の飲食業界を代表する企業で、新卒採用を担当されていらっしゃる前田さんに、物語コーポレーションの魅力を伺ってきました!!
●早速ではございますが、御社の事業内容をお教えいただけますか。
前田:フードビジネスを行っている会社で、焼肉・ラーメン・お好み焼き・しゃぶしゃぶなど、様々な業種でお店を展開しています。国内では47都道府県に415店舗(7月24日現在)を展開しており、上海にも出店しています。
●店舗展開に関してこだわりはありますか?
前田:弊社の考え方として【地域一番店戦略】というものがあります。そこにたまたまあったから立ち寄るお店ではなく、そこのお店に行きたいと、目指して来てもらえるお店にしたいんです。イメージとしてはお祝い事などの特別な日で使っていただけるようなお店ですね。
●【地域一番店戦略】ですか。具体的な取り組みやこだわりなどはありますか?
前田:弊社の魅力は【人財力】で、人財力があるからこそ多店舗展開しても陳腐化しないんです。お店の商品や内装、外装だけがどれだけ良くても、働いている人の思考や行動が伴っていないと、お客様の記憶に残るような感動も生まれません。そうなると、お客様からの信頼を得られず、大事なシーンでの利用をいただくことができなくなります。弊社は地域一番店戦略ですので、特に人財力にはこだわっています。
●たしかにお店を訪れても、従業員の方が無愛想だとそのお店の印象まで悪くなりますよね。
前田:お祝い事で行けるお店って安心できるお店なんですよね。安心して利用してもらうためにも人財力っていうのはすごく大事なんです。
●人財力を高めるための取り組みなどもされているんですか?
前田:弊社は思想の共有を大切にする【理念型】の会社で、会社として目指す理想や思想を共有し、みんなが同じ判断基準で物事を進めていけるようにしています。そのための取り組みとして、まず【物語アカデミー】というものがあります。
●【物語アカデミー】とはどういったものなのでしょうか。
前田:物語アカデミーというのは弊社の教育機関で、社員それぞれのレベルに合わせた教育をやっており、主に「考え方」の教育を行っています。新入社員の場合は2ヶ月に1回この研修を受けて、弊社の「考え方」を浸透させていきます。
●どのように判断すべきかの基準を身につけるんですね!
前田:そうです!そして2つ目が、店舗の社員数にこだわっています。各店舗に複数名の社員を配置することにより、店全体に思想が落とし込めるようにしています。思想の共有により、判断の軸も共有することができます。
これが店舗ごとに判断基準がブレないようにするためのこだわりですね。
まずは社員間で思想を共有することで、パートナー(スタッフ)にもしっかりと思想を浸透させていくことができるんです。
なので、店長であってもパートナーであっても同じ判断ができ、パートナーにも信頼してオペレーションを任せることができるんです。この2つが人財力を高めるための取り組みです。
●思想の共有を本当に大切にされているんですね!【理念型】というお話がありましたが、御社の理念について、聞かせていただけますか?
前田:【Smile & Sexy】というのが弊社の経営理念です。弊社のいう「Smile」は単なる「笑顔」だけに止まらず、「礼儀・マナー・人格といった誰かと接するうえで必要な能力」を総称した意味で、「Sexy」も「生きる美学」や「アイデンティティ」といった、「心身ともに素敵で、自分を率直に表現できる人」を総称する意味でそれぞれ用いています。
私たちは人とのかかわりの中で生きています。何かを成し遂げよう、夢をかなえようとするためには周りの人の協力って不可欠なんですよね。
自分らしくいたい、イキイキ、堂々と自立した人生を送るために、周りにも配慮して、「Smile」と「Sexy」をより高い水準でバランスのとれた人になろうという考え方です。
●シンプルな言葉ですが、その中に秘められた想いがあるんですね!
働くうえでだけではなく、生きていくうえで大切なことが詰まっているように感じました。
ちなみに【物語コーポレーション】という社名も気になったのですが、何か由来がありそうですよね!
前田:自分の物語を綴っていこうねという想いが込められています。人はみんな誰しもが幸せになりたい、自分らしくありたい、自己実現をしたいと思っている中で、幸せになりたいというゴールはみんな同じでも、そこまでのプロセスは一人ひとり違っていて、そのプロセスのことを弊社では【自分物語】と呼んでいます。
「自分物語」を持った人が集まって、「“それぞれ個人の自分物語が集まって、会社の物語になったらいいね”コーポレーション」が物語コーポレーションの社名の由来です。
●なるほど!!みんなの物語が集まって会社の物語が作られていくということですね。「個」を尊重し大切にしているというのがよく分かります。
●それでは最後に、これを読んでいる学生に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
前田:就職活動はゴールではなく、スタートラインを決めるところです。またスタートラインを決めるためにはゴールが明確でなければいけません。どんな人になりたいか、自分が将来どんな人生を送りたいかをしっかりと考えて就職活動をしてくださいね。お仕事は1日の大半を占めるので、やっぱりワクワクして仕事に取り組んでほしいですし、そうすることでプライベートも充実します。
また、ポジティブに仕事をしている人と、ネガティブに仕事をしている人では、壁にぶつかったときでも、「どうやったら乗り越えられるか」なのか「どうやったら逃げられるか」というまったく逆の考え方になるんです。マイナス思考の人はマイナスの成果しか出ないし、プラス思考の人はプラスの成果が出ると思います。
だったら、社会人生活40年のなかで、ワクワクして仕事をするか、嫌々仕事をするかが自分の生き方や人生の幅にも繋がると思います。仕事は楽しむものだと思うので、仕事を楽しめるかどうかではなく、「楽しむ」か「楽しまない」かという「自分軸」で考えてやってみてください!きっとその方が明るい未来に繋がっていきます!
●前田様、貴重なお話ありがとうございました。
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