【大学■休学】休学に迷う学生のための判断基準3つ
学生生活
17年8月01日
大学生の中には、大学を半年や1年といった長期間、授業を受けない状態である「休学」という制度を使用する学生がいます。
その理由は留学のため、インターンシップに専念したいから、などなど学生によって様々です。
そんな休学することを秋学期から検討している、という学生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、休学するかどうか悩んでいる学生の方に向けて休学すべきかどうかの判断基準を3つほど提案していきます。
休学すべきかどうかの判断基準1:本当に余っている時間はないのか
判断基準として最も重要なことの1つは「現状の大学生活の中ではどうしても時間が足りないのか」ということです。
言い換えると「今の大学生活で無駄な時間を過ごしてしまっていないか」ということになります。
例えば、「インターンに専念したいが仕事する時間が足らない」というケースの場合、本当にそうなのでしょうか?
もし、友達と遊ぶ時間が週1日ある、サークルにほぼ毎日顔を出している、朝起きる時間が遅い、といった状況であれば、休学ではなくそれらの時間を削ることを考えたほうが良いかもしれません。
時間確保という観点でいえば、休学はあくまでも最終手段です。
大学を卒業して社会に出るタイミングに大幅な遅れをきたすことを考慮すれば、簡単に考える選択肢ではないことに留意したほうがいいかもしれませんね。
休学すべきかどうかの判断基準2:自分に厳しくできるか
2つめに重要なこととして「自分に厳しくすることができるかどうか」も大事です。
大学生には基本的に前期・後期日程ののちに2ヶ月程度の長期休暇があります。
極端なことを言うと、休学とは「大学の長期休暇期間を増やした」ことと実質的に変わらない状態です。
長期期間においては、学生生活のような強制力はなくなります。朝決まった時間に起きて大学に行ったり、日々の勉強の復習をする必要も無くなります。
それゆえに夏休みには昼頃に起床したり毎日遊びほうけてしまう学生の方もいるかもしれません。
休学の際にも自分に厳しくすることができない人の場合、遅い時間の起床などだらだらと1日を過ごしてしまう可能性があります。
休学するとまとまった時間が長期間確保できるのは紛れもない事実ですが、時間の活用の仕方によっては「ゆるゆるとした生活」に時間を割いてしまう危険性にも気をつけたいですね。
休学すべきかどうかの判断基準3:長期休暇を大学通学以上に有意義にする気持ちがあるか
3つ目の基準、それは「大学を休学する長期期間を、大学に通学する以上に有意義なものにする気持ちがあるかどうか」です。
休学をするということは、社会に出る期間の遅れを意味することになります。
そして、休学期間を有効活用できなければ「休学しないで大学に通えばよかった」という取り返しのない後悔に繋がります。(そして、地味に大きなショックとなる事実として、一緒に入学した友達と一緒に卒業式を迎えることもできなくなります。)
時間を費やした結果、後悔することのないためにも、何としてでも有効活用するという気持ちがない限りは休学は考えないほうがよいでしょう。
以上、休学を考えたときに参考にしてほしい基準を3つまとめてきました。
休学は「従来の学生生活では得られない成長の機会」になりますが「二度と戻らない多くの時間を失う危険性」もあります。
悔いのない学生生活を過ごすための参考になれば幸いです。